 くるり〜でうーまーい水が飲めるぞ♪ 飲める飲める飲めるぞ！ |
名水の生まれる所というものは決まって、 山の存在が無くてはなりません。 山のもつ豊かな土壌に降り注いだ雨や雪が 長い年月をかけてゆっくりと浸透して 磨かれて名水として湧き出るからです。 我が郷里、千葉は山がない事で有名、 もちろん水が望めない土地柄である事は 日本一、二の汚さを争う手賀沼、印旛沼を所有してる事からも 明白なのです。 ・・・が！そんな千葉県でも胸を張って「おいしい水があるんだよ！」 と言える場所があるのです♪ 房総半島のややど真ん中に位置する『久留里』 ここには日本百名水に選ばれるほどの、 名水が湧き出る町として有名です。 街中にはおよそ10箇所程の井戸がいたるところに点在していて、 どれも脈々とした清水を1分間およそ100Ｌもの量を自噴しています。 久留里商店街を貫くメインストリートＲ410には井戸が3つ、 そして町中心部から養老渓谷方面に抜ける県道32号線には およそ8つ程の井戸がいたるところに設置されています。 どの井戸からもドックドクと豊かな水が流れ出していて、 無料で楽しめる事ができるのです。 房総の清澄、三石山系から地下水脈を通ってあふれ出てくる水は、 炭酸やミネラル、乳酸菌を豊富に含んだもので、 どことなく甘い味がするのが特徴で、 地元の人のみならず、県外からも水を汲みにポリタンク持参の姿を あちらこちらに見受けられます。 |
井戸の水を地元の人は飲み水や洗濯にまでリアルに使用していて、 人々の歴史と共にあるこの水こそ、 『生きた水』と呼ばれる所以かもしれません。 また、井戸水の特徴としてよく言われる事ですが 「夏、冷たく。 冬、暖かい。」 その言葉は見事に当てはまります。 取材を行ったこの日、ペットボトルに汲みだした水は、 まるで冷蔵庫から取り出した冷た〜いラムネのように、みるみる内に ペットボトル表面がうっすらと白く汗かきだす程の冷たさでした。 炎天下の下、さんざんギラギラした太陽に照らされ続けた ライダーにとって、冷たい水は嬉しい限りですね。 |
 汲んだ途端に白く汗かくペットボトル。 冷や冷やのキンキンでうまうま♪ (未掲載文章） |
 県道32号線沿いにはこんなタンクのような井戸がまさに50ｍ間隔で 設置されていて、コックをひねると水が出てくる仕組みになっています。 （しっかし、本当に嬉しそうな顔してるな・・・。笑） （写真、文章共に未掲載） |
事後調査で知ったのですが、久留里の名水は 『上総堀（かずさほり）』と呼ばれるこの土地独特の方法で、 千葉県君津市袖ヶ浦市で発祥した自噴井戸です。 現在では『上総堀』が国の有形重要文化財に指定されていて、 油田の堀削技術に応用輸出されてるばかりでなく、 水不足に悩むアフリカやフィリピン諸国などにおいて、 この技術がそのまま伝えられていて、 貴重な水資源の開拓技術として取り扱われています。 （まさか、なにげなく取材した事が世界中にまで発展してるとは・・・ あまりにもの グローバルな展開に本人もビックリです） ↑このセンテンスは未掲載です。 |
| ・・・あ、ちなみに余談ですが、この久留里にアクセスする国道410。 館山道、姉ヶ崎袖ヶ浦ＩＣからの部分が最近、新たに道路工事が行われ 国道410バイパスとして広々とした田んぼのど真ん中を突き抜ける幅広く気持ちいい道に生まれ変わった事を付け加えておきます。 房総って何気に何も無い広々とした平野なので、北海道に負けず劣らずの大きな大きな空がお出迎えしてくれます。 この記事が載る頃、千葉のお米は早稲なのできっとたわわに実った稲穂も日の光に金色に輝きながら、あなたを迎えてくれる事でしょう♪ 何も遮る物の無い突き抜けた田園の真ん中をぶち抜くストレートは 快感以外のなにものにも換えられませんよ〜！ さぁさぁ！癒しの水とダイナミックな空を求めて房総へいらっしゃ〜い！ |
 新たに増設されたＲ410バイパス。 |
 濃ゆい醤油のパンチが効いたつゆに関東人の魂が揺さぶられる想いだ！ |
【名水手打ち 『安万支』】 久留里の名水で打ったそばが食べられるお店。 更科系の上品な味わいのそばはもちろんの事、 特筆すべき点は『つゆ』にあります。 写真の『鴨せいろ』は暖かいつゆで、ものすご〜く醤油が効いた味わい。 千葉は醤油の名産地でもあり、何につけても濃ゆい醤油味にされてしまうものなんです。 ところが、この味に慣れてしまうと不思議と病みつきになっちゃいます。 このきつい醤油味こそ、関東人のＤＮＡが喜ぶ要素なんだよな♪ 住所： 久留里町市場151 営業時間： 11：30〜15：30 電話番号： 0439-27-2878 『鴨せいろ』 ￥900 （文章未掲載） |
