ひつまぶし ¥2300 ・あつた蓬莱軒(蓬莱陣屋) 

ひつまぶし ¥2300

名古屋市熱田区神戸町503

052-671-8686

営業時間
 11:30〜14:00、16:30〜20:30

定休日 月曜日

名古屋での名物といったら、まずはこの『ひつまぶし』があげられるでしょう。
明治時代、おひつの中のうなぎがお客さんに公平に行き渡るようにと、細かく刻んで出したのが由来だという。

「そんな歴史ある郷土料理、ぜひ食べてみたい!」

と、私の中で『ひつまぶし』の存在は年を重ねる事にどんどん大きくなっていったのです。
今回、私が行ってみたかったお店は、伏見の『いば昇』だったのですが、残念ながら『日曜定休』
の、食べたいのに食べるべからずおしおきに遭ってしまい途方に暮れてる時に、
助け舟を出してくれたのが、前日に名古屋入りしていたネット友達のMidoriさんでした。

「名古屋に住んでる友人が案内してくれるから、合流して食べ歩いてみる?」

もちろん私の返事は即OK!
名古屋の真ん中から一路『熱田さん』で有名な熱田神宮へと足を伸ばしたのでした♪


並ぶ人でごったがえす『あつた蓬莱軒』外観
お店前まで行列が続く『あつた蓬莱軒』外観

このお店はとにかく超有名店の中の有名店。
お昼時になるとその伝統の味を確かめようとするお客さんで溢れかえり、30分〜1時間待ちは必須なのだが、
Midoriさん達は先に並んで私の事を待っててくれたらしくって、
私が到着した時がちょうどひつまぶし出された瞬間だったのです。

・・・にしても、店内はとても風格と品格が良すぎちゃって、あまりにもの立派さに度肝抜かれちゃいました。
庭園や床の間までも重厚さと気品に満ち溢れていて、それだけでもただものならないモノが出てきそうです。

「う、う〜ん・・・これは絶対にボク独りだったらこの雰囲気に呑まれて尻込みしちゃうよなぁ。。。」

玄関まで出迎えてくれたMidoriさんとの挨拶もままならないまま、席に案内され、
その名古屋の友人の『あっちゃん』との初対面の挨拶もままならず・・・。
おまけに写真撮りもままならず、何の心の準備もないままに憧れの『ひつまぶし』とのご対面。



おひつに入った『ひつまぶし』を4等分に分けて味わう!

あっちゃんの旦那さんはにこやかに『ひつまぶしの食べ方を教えてくれました。
@おひつに入った『ひつまぶし』を4等分に分けて茶碗に盛る。
A一杯目はシンプルにうなぎとご飯の絶妙なハーモニーを味わう。
B二杯目、別皿に盛られたわけぎ、わさびを豪快に盛って薬味付きの味わいの変化を楽しむ。
C三杯目、薬味乗せ&別添えのとっくりからお茶を注いで『お茶漬け』にしてサラサラやっつける。
D四杯目・・・今まで味わった中で一番好みのやり方でもう一度再現してみる。


うなぎと薬味・・・これがまたうまいのなんのって♪
あまりのうまさに興奮してしまって、隣にいたMidoriさんを思いっきり叩いてしまいました(笑)


おひつの中に使用されてるうなぎは、なんと二匹分!
ご飯対うなぎの比率はまさに50/50(フィフティー・フィフティー)
うなぎは関東風の背開きではなく、関西風の腹開き。
パリパリ風の味わいにネギ、わさび&のりの薬味が織り出す味は、さながらオーケストラの楽団が
舌の上で演奏してるような迫力です。
またねぇ、三杯目の『お茶漬け』がしみじみいい味わいなんですよ。
このお店のは『お茶』じゃなくって、独特のスープなんですけど、
例えるなら、本格的なそばの後に味わう極上の『蕎麦湯』のようなホッとさせる
落ち着いた味でした。
いんや〜伝統の味って本当に非の付け所がないくらい完成され尽くされてます。
寺社仏閣と共に歩んできた『食』の歴史・・・これを味わうのもまた楽しいです♪


    

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