ジパングツーリング 2006年4月号






夜明け前から仕事をする車で込み合う幕張SA



「川中子さん、お願いがあります!」

かかし君からメールが突然舞い込んできた。
巻頭特集『南房総』をやるのに、さんざん紹介されつくされた
スポットだけに穴場を探すのが一苦労だという。

「よっしゃ〜!おいらに任せなさ〜い!」

翌日、浅草の編集部を訪問して一日中、
千葉のスポットについて喉がかれるまで語り合った。
(スミマセン・・・思いっきりお仕事の邪魔しちゃいました^^;)
そして半ば強引に取材日時を聞きだして、
すたこらさっさと取材について廻る事になったのだ。


2006/01/25 am6:10
待ち合わせの幕張SA下り。
まだ夜明け前のシンシンと冷え込む中、かかし君を独り待つ。





朝日のオレンジ色に染まるPROJECT BIG1の文字(上)
霜柱もにょっきり生える(推定5cm)氷点下(下)




「だあぁっ!さぶいっ」

この冬一番の冷え込みを記録した日になり、
気温は氷点下二度。
呼吸するだけで鼻からの吐息ですら白く煙り、
冬独特の凛としたひきしまった空気に背筋を正す。
・・・訳などなく!
背中を丸めて情けなくガタガタ震えるのみばかりだ。
鼻水も自然に垂れてきちゃうし・・・(汗)

「かかし君〜〜〜〜早く来てくれ。。。」




よ〜やっとこさかかし君到着^^
初めて見かけるXT660に興味津々♪



「す、すみません・・・また遅刻しちゃいました!」

誌面でしょっちゅう遅刻すると書いてあったけど、
疲れすぎて寝坊しちゃったのかな?
と、事情を半笑いで聞いてみると・・・おいらの笑顔が凍った。



・・・し、シリアス過ぎて書けましぇん^^;
本人はいたってケロっとしてるのがビックリなんですがぁ。。。




いきなりお仕事モード全開のフォトグラファー松井さん



カメラマン松井さんと合流して、
いきなりお仕事モード全開に!

どちらかといえば写真を普段撮る側に廻ってる私が
今回は撮られる側に・・・。
撮られ慣れてないおいらはフリーズ状態に。。。

かかし君はさすが編集者、すんなりと自然体でいられるのが
不思議で仕方なかった。




「春取材なのに・・・雪。。。」
考え込むかかし君




夜が明ければお日様の力できっと暖かくなる!
そう信じて極寒な館山道を走りぬけ、
姉崎袖ヶ浦ICを滑り落ちるとそこには・・・。
一面の銀世界・大雪原が広がっていた!!!!!

「なんとかー!ここは北海道かアラスカかー!!!!!!!」

取材3日前に記録的な降雪を記録したのだが、
溶けきれずに雪はゴマンと残っていて、
ふと脇を見れば木々は凍りつき樹氷状態に、
そして明け方の放射冷却現象とやらで体感温度は更に下回る・・・。

んでもバイクに乗っててこれだけの雪に出会えるのは、
とても文章が起こしやすいので、これはこれでラッキーだと考えるおいらは変人?(笑)




「えへへへへ♪」
お気楽極楽モード全開の松井さん






・・・ん?浮かない顔してるね、かかし君どうしたの?

「いや、今回の取材は『春』がテーマなんだから、
 雪とか冬を連想させるものは極力避けたいんですよね。。。」

う〜ん、かかし君!キミは漢(おとこ)だ!
こだわりを持つのは編集者として立派な心がけだよ!うんうん。

・・・でも、とっても楽しいのボクタチ♪
雪を見かけると嬉しくなっちゃうのは
カメラマン松井さんも一緒のようで、2人して大喜び♪






完全に考え込んでフリーズしたかかし君



「う〜〜〜〜〜ん、だから誌面に雪は載せたくないんですよ。。。」


・・・ありゃ?まだ考え込んでるや^^;
そのまま置いてっちゃいましょう(ウソ)




写真撮影用に入念にチェックするかかし君






ここで取材車の軽い撮影開始。
松井さんの光を読む能力はズバ抜けてて、
光がこうだから・・・と、バイクをさっさと配置する。

「あ!なるほどね〜順光で捉えるだけで色合いが綺麗に
 出まくるぞ!さすが松井さん♪」

と、何気なくサラっと撮った写真↑
この写真がまさかの目次で大きく使われるとはサプライズ。
ああぁ!!!!!プロの方を目の前にしてお恥ずかしい^^;







真剣な眼差しを向ける2人






2人のバイクを見つめる眼差しは真剣そのもの。
放つオーラに圧倒されたおいらも感化されて、
はしゃいでしまった罪悪感に包まれながらお手伝い。

そこにトイレに立ち寄ったおっちゃんが
ふらふらとこっちに寄ってきた。
ナンシーかいな?
と思いきや掛けられる言葉がいつもと違った!
「何かの実験かい?」
・・・えっ?
想像してた言葉と違う挨拶をされたので、即答で
「バイク雑誌用の撮影です!」
と素で答えてしまった。。。
あ〜今更ながらに
「大気中におけるγ波がバイクにもたらす効能を調べています」
とかフザけた答えにしなかった自分が恥ずかしい(笑)

誌面写真をよ〜く見てみると千尋号タンクの左下部分に
携帯レフ版をかざすおいらが写り込んでいます。
確かに・・・バイクに向かって真剣な表情で白い物体をかざしてりゃ、
そう思えるのも納得だな・・・^^;







え〜アロエは花摘みメニューの中には含まれません。



緊急事態発生!!!!!!
花が・・・咲いてません!
今年の冬は大寒波襲来で予想以上に寒くって、
花の開花が1〜2ヶ月も遅れてるのだ。
普通、12月に咲くはずの水仙が1月下旬に
ようやっとこさピークを迎える・・・かな?
といった状態で『春』どころの騒ぎじゃなかった。

これにはおいらも頭を抱えた。
花の無い房総なんてネタにならないからである。
こりゃ今回の記事起しにかかし君は相当悩んだことだろう。。。





チラリとだけ寒そうに花開いた寒桜(上)
何も咲いて無い状態にガックシのかかし君(下)




雑誌が発売の頃にピークを迎える寒桜の
隠れスポットがあるのだけれども・・・。

慌てて現地に急行!
分かりにくい場所に位置してるために穴場中の穴場で、
今回のメインにもってけそうな自信のあるネタなのに・・・。

残念ながら桜は咲いておらず、
ほんの1〜2厘程度の花が咲いてしまったのを
後悔してしまったかのように寒々しい光景が広がっていた。

あああぁぁっ!
かかし君、貴重な取材時間を無駄にしちゃってゴメンナサイ_(__)_




かかし君にはYAMAHAのバイクがしっくりくる






「空模様がとにかく心配だよなぁ〜」
天気と睨めっこしながらかかし君は携帯片手に
メインスポットの天気を観光協会に問い合わせている。

空模様が気になって仕方ないかかし君の背中
う〜んスケジュール通りに事が進まないってのは、
とても心配だよね。
雨が降らないってのはありがたいんだけれども。。。
「とにかく天津小湊に戻って例の場所の撮影をしましょう!」
今来た道を引き返すハメとなった・・・(汗)







おいらとっておきの道 誕生寺奥の絶壁道



「うっひゃ〜!よくこんな道探し出したね♪」
松井さんの口からため息が漏れた。

ここはおいらがバイクに乗り出した十数年前、
この道の先はどうなってるんだろ?
と湧き出てくる好奇心が抑えきれずに発見した絶景道。
過去のツーリング雑誌ですら紹介されてない穴場で、
いつ公開しようかと長い年月暖めてきた秘密の道なのだ。




撮った写真を元にどう文字をはめ込んで行くか、
徹底的に討論を交わす2人。




「う〜ん確かにこの場所は太陽があそこにあるから、
 すっきりとした空ならこの時間、断崖に光が当たってベストな状態になるよね♪」
松井さんの読みは本当に的確だった。
おいらが前に訪れた時間までもヒトメで推測しちゃう。。。
「ま、問題はこの光状況でどうベストな場所を探し出すか・・・。」
プロが悩むほど微妙な空模様だった。。。




50M程進んだら撮影して、また50M進む。
ジワジワ進みながら撮影ポイントを絞り込むようにしてベストポジションを探し出す二人の表情は険しいまま・・・。
そんなに気にしなくっても明日の天気予報の方がいいみたいだから、明日にしてみたら?
と、かかし君に提案。
「いや、ここはセロさんが暖め続けてきてくれた大事な場所だからセロさん抜きは考えられないっす!」
彼には彼なりの熱い信条みたいなのを持ってるらしく、立派な編集人なのだ。
きっちりと詰めて写真一枚撮るのにも情熱が必要なのだと、私はそう感じた。










何回も何回も超重量の千尋を狭い道でUターン。
ここまで真剣にバイクを運転するのも教習所以来だ(笑)
ヒラリヒラリと軽快に走るかかし君に対して
モタモタするおいらの千尋号。
う〜む、ライディング基礎からもう一度やり直したひ。。。(汗)

時間が過ぎ去ると共に増えてくる雲の量に残念ながら、
これ以上の撮影は不可だろうと判断。
次は・・・また千倉町に戻るの?
いやはや、取材って大変だなぁ^^;




オススメの一杯! 房州まるごとラーメン ¥1050



話は戻る事、編集部に出向いた際。
ジパ先月号のふじこちゃんが取り上げた「はまぐりラーメン」に対して
「ぶつけちゃえ!ぶつけちゃえ!こっちの方が絶対美味いって!」
北総特集と被っちゃうのを危惧したかかし君に
叩き付けたのがこの1杯!
しーくれっつにしていたおいらの提案する「はまぐりラーメン」だ^^

かかし君のパソコンの向こうで可愛い顔して
(やっぱり綺麗だな〜と鼻を伸ばすおいらなのでつ^^;)
キーボードを叩くふじこちゃんに対して
ちょっとした対抗意識を密かにメラメラと燃やすのであった。


内房紹介ページでも『梅の家』と『八幡屋』が紹介されてます。
詳しくはこちらから。




本格的なカメラ道具に囲まれるとそれだけで緊張してしまう



松井さんの仕事道具が持ち込まれ、さながらスタジオ撮影のような雰囲気に・・・。
ここまでちゃんと撮影するのは初めての経験なので、
やはり引きつった顔になってしまう自分がいた。

「絵が汚いな〜。。。」
ギクシャクする自分に対して松井さんは冗談を言った。
「ハイ、すびばぜん。。。野郎二人じゃサマになりません^^;」
(緊張のあまり冗談すら出なくなっちゃってる自分にビックリ)
と、少し笑い顔になったところをすかさずシャッターを切られた。
う〜む、一瞬すらも逃さない・・・やはりプロは違います。




民宿『高鶴山荘』にて



誌面上では房州ラーメンで別れた事になってるケド、
実は民宿までちゃっかり着いていった(笑)

かかし君は食事に対しての細かい説明を熱心に聞いてる間、
松井さんは次から次へと新兵器投入でマクロな世界に没頭中。
写真一枚、文章一文字に対してもきっちり詰めていく
2人のプロ魂にすっかり関心しちゃってて、
おいらはケンちゃんを置き去りにして帰ってきちゃった(汗)

「おぉ〜いっ!かかし君〜!しあさってちゃこちゃんと
 熱海で合流するから彼女にちゃんと預けてくれ〜^^;」


南房総編 -完-


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