飛騨おしおきツーリング その4


飛騨の朝露 ¥120
こういう地元産のって、無条件に飛びついちゃうんだよね^^

2004年8月13日〜15日

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電線の無い高山本線
山国では電線の無いディーゼル車が現役♪




病院を求めて再度高山に舞い戻ってきた。
「土曜・連休」
と悪条件が重なっていた為、病院内は急患でゴッタ返していて、診察が廻ってくるまで相当に時間がかかりそうな気配だった。


な・ら・ば (は〜と♪)


「4人がガン首揃えてて診察を待ってるのもなんだから高山市外をブラブラ廻ってくるよ。」

というのは建前で、ど〜しても外せない食べ物『高山らーめん』が気になって気になって仕方がなかった(みーやんさんは高山らーめんで「これは!」という店に出合った事が無いので昨日案内してもらえなかった)私はこれはチャンスとばかりに、目当てを付けていたお店に直行するのであった(笑)






「ふ〜満足、満足^^」
お腹も満たして満足げに高山の町並みを歩いてるとちょうど診察を終えたみーやんさんからの電話が鳴った。

病院に戻ると、骨には異常なく、足の親指に溜まった血を抜く処置をしてもらっただけで済んだという。


このままツーリングを続行する気の失せた我々一行は、このまま食材を買ってキャンプ地に戻って野営を楽しむ段取りを組んだ。

「あ、それじゃ高山市街はめちゃ込みだから、おいら独りで買出しにでかけるから、みーやんさんの誘導を宜しく!」

・・・と、みんなと離れて、別行動をする事になった。

高山らーめん 大盛り¥750
『甚五郎』のらーめん 大盛り¥750
詳細は『SEROWの食べ歩記』にて




神々しくも感じる穂高の山並み。
神々しさすら感じる穂高の山並み

さって、帰り道どうしよっかな?
なんだか昨日、今日と通ったルート上では今にも降りそうな雲がかかっている。
(上写真、右上方部辺りが今まで通ってたルート)
こりゃこのまま通ったら、絶対に雨に降られるでぇ・・・。
と地図と相談してみると、ほぼ同じ距離で穂高の東側から侵入するルートを発見した。
やっぱり同じ道でなく、帰りは違うルートを走りたいよね♪

これが大正解!どうみても降られる雨雲を突き裂くように見事に晴れ間を縫って
穂高へとルートは近づいていく。


他メンバーの取ったルートの合流地点にちょうどあった酒屋さんで買出ししてると、
ちょうどタイミングを併せたかのように、一向がこちらに向かって走ってきた。
着てる服が違うのは、雨に降られてカッパを着こんでいる為、
乗ってるバイクの車種から言ってもみんなと相違いない!
「お〜いっ!」
と、精一杯手を振って挨拶すると、
みんなは私がカッパを着てないことに驚いた様子だった。
へへん♪晴れ男パワーここに炸裂なり^^



さぁさぁ!おしおきの宴の開始だよ〜^^
さぁ!おしおきの宴の始まりナリ! 撮影@みーやんさん

クッキング隊長のみーやんさん
飛騨牛シチューの最後の仕上げ!

あじゃぶさんが持ってきた『ダバダ火振り』美味美味♪
『ダバダ火振』めっちゃ美味しかった^^

テント村に帰ってする事・・・それはいかに宴会を盛り上げるかだ!
クッキング隊長のみーやんさんが腕によりをかけてキャンプクッキングである事を忘れちゃうような品がズラズラと並ぶ。

飛騨牛入りビーフシチュー
飛騨牛入りビーフシチュー。
大きなきのこと飛騨牛がゴロゴロ。
ちゃんと香草のローリエまで使ってるのがビックリ!サプライズはそれだけに定まらず「これもトッピングして食べてみて♪」と差し出されたのが巻貝のような形をしたマカロニだった。
シチューと和えて食べると食感がシチューの味を邪魔せずに旨み倍増^^
「いろいろ試したけどこのマカロニが一番シチューに合うんだな」
確かに、ご飯だと汁っけを吸っちゃってデキの悪いリゾット状態になっちゃうもんね。
さすが、研究熱心だ^^

朴葉ミソ焼き
これぞ郷土料理の定番 朴葉ミソ
「味噌が焦げ付かないようにかき混ぜるのがミソなんだよ」
と話しながら、慣れた手つきでかき混ぜるみーやんさん。
その箸さばきは常人の眼には見えない(笑)



ろうそくおしおき中
これがPHOTO BBSを賑わせた「ろうそくおしおき」の正体だ!!!!! 
撮影@みーやんさん

「打撲した部分が腫れて動けなくなるのが怖いから・・・」
そう言って深夜出発するみーやんさんを、止める手立ては何もなかった。
いろいろ引き止めても彼の決意は堅く、迅速に撤収し始めるのを手伝うしかできなかった。
一人仲間が立ち去った後、みきネーサンが寝始め、あじゃぶさんもテントに入った。
何故か私だけが目が冴えてしまって、ダバダを煽るように飲んだ。
心なしか、昨日よりも不気味にキャンプ場は静まり返っていた。





唐沢そば集落 入り口にて
4年ぶりに『唐沢そば』を食べるぞ〜^^ の舞い



翌朝は昨夜のドシャ降りの被害甚大ナリ!




■8月15日(3日目)
 岐阜・ドシャ降りの後、微妙な曇天


すごい雨だった。
昨夜キャンプ場を襲った大雨。
天幕を叩く雨の音がうるさくて、酔っているのに眠れやしない。
ものすごい音を立てているのにもかかわらず、それでも隣から聞こえてくるあじゃぶさんのいびき(笑)

表の話し声で目覚めて表に出てみると、二人はすでに朝の準備をしていた。
やれやれ、寝れないと思いながらも思いっきり寝坊してしまったようだ。
朝食もしっかり取って撤収開始。
バイクに乗り出す頃には晴れ間も覗かせていた。



「このまままっすぐ帰りたい」
二人の意見に私はビックリした。

「美味いそばが近くにあるよ〜」
「アルプスサラダ街道って景色が綺麗だよ〜」

散々、思いつくままのありったけの誘惑の言葉を駆使しても駄目だった・・・。

それでも美味いそばは食べたくて、R158を単独右折して泣く泣くみなさんからサヨナラする私でした。
また旅の空の下で会おうね^^



穂高の山並みよさらばじゃ! 安房トンネル入り口にて
「穂高よ、いざさらばじゃ!」 安房トンネル入り口にて





のれんが無ければ普通の民家の『はやし屋新宅


丹念に打たれたそば、ここのは水の美味しさを痛切なまでに感じた
一枚¥500なので写真は二枚で¥1000也 安い!美味い!感動したっ!





松本市の南西部、眺望の良い小高い丘を軽快に走る道『日本アルプスサラダ街道』。
道のど真ん中ハイライト的にある唐沢集落では、江戸時代より普通の民家でそばを手打ちし、希望者にはそばを持ってもてなしたと言う。

唐沢そば集落では10数軒のそば屋が立ち並び、のれんがかかってなければそば屋である事に気付かないくらいひっそりとしてる。

ほとんどの店ではそばが無くなり次第、営業終了というなんとも商売っ気がない気さくさがとても魅力的だ。


その中の一軒『はやし屋新宅』にお邪魔した。

「バイクじゃ疲れるでしょ、どうかゆっくりしてって下さいな」

おばばは優しい目つきで床の間があるリアル生活臭漂う、普通の応接間に案内してくれた。

待つこと数分で出されたそばはしっかりとした歯ごたえと喉越しが美味しく、水の風味がとても生きていてスルスルと癖なく味わえる。
「やっぱり信州そばは美味いなぁ〜^^」
のんびりほんわかした民家の雰囲気が居心地よくって食べてからも30分位、ボーっとしてた(笑)




後はスイッチが切れたように中央道をひたすらにお江戸に向かって飛ばした。
途中での出来事はほとんど覚えていない。
単独での旅が好きだけど、仲間とつるんでいろんな出来事に遭遇し、悩み、苦しみ、笑いあう。
そんな気持ちよい楽しみにどっぷり浸かっていた事に改めて気付いた。
「たまにはマスツーリングもいいもんだね♪」
自宅に帰ってきてPCを立ち上げ掲示板を覗いてみると、今回一緒になったメンバーとの交流は
まだまだ続いていた・・・また一緒に走りましょうね^^


飛騨おしおきツーリング-完-

  

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